本文へスキップ

楽しい七宝Web講座

フリット法

七宝焼きの基本はやはり「単色盛り」。ただ、「単色盛り」だと物足りないので、フリットという粒状の釉薬でアクセントを付けてみましょう。何度か練習して釉薬の盛りつけをマスターしましょう。
また、フリットの色の組み合わせや、配置によって簡単だけど以外とおもしろい作品が出来たりします。

 

作り方例:フリット法「盛り付け編」

七宝焼きフリット法の手順例

楽しい七宝Web講座「フリット法1」

「※」は、注意点です。

@裏引きをした銅板と釉薬を用意します。

今回使用する釉薬は、
 
 A055 「青竹」


楽しい七宝Web講座「フリット法2」

A脂分を取る

まず、筆を使って、「脱脂液(中性洗剤を薄めた物)」で表面の油分を取り除きます。


楽しい七宝Web講座「フリット法3」

B盛り付け

竹ホセを使って、出来るだけ均等に盛りつけ
(裏引きの時より丁寧に)


楽しい七宝Web講座「フリット法4」

C中央から縁へ

中央に釉薬を盛、縁へ向かって伸ばしていきます。足りなくなったら、中央に盛、縁へを繰り返して盛り付ける。


楽しい七宝Web講座「フリット法5」

D

余分な水分は、ティッシュペーパーやガーゼなどで、時々吸い取ります。


楽しい七宝Web講座「フリット法9」

E釉薬の盛りつけ出来上がり

盛り残しやムラが無いか確認しましょう。
(写真は分かりやすいように少し厚盛りになっています)  


楽しい七宝Web講座「フリット法10」

FCMCを塗布

乾燥後フリットが落ちないようにするために筆で、CMCを軽く塗ります。
(せっかく盛り付けた釉薬がこぼれないように注意して下さい。)

CMCについて


楽しい七宝Web講座「フリット法11」

Gフリットの準備

釉薬を盛り付けた後、焼成用のステンレス網に乗せておきます。

今回のフリットは不透明色


楽しい七宝Web講座「フリット法12」

Hフリットの盛り付け

出来上がりを想像しながら、フリットを置いていきます。


楽しい七宝Web講座「フリット法14」

I乾燥

電気炉の上などに置いて完全に乾燥させます。   


楽しい七宝Web講座「フリット法15」

J焼成

いよいよ電気炉に入れます。フリットが落ちないように気を付けましょう。
(写真は透明フリットです)
※炉内温度が高温になっています。 火傷をしないように、充分に気を付けましょう。
電気炉温度は約800〜840℃
素材を入れると温度が下がりますので少し高めの温度設定にしておきます。  


楽しい七宝Web講座「フリット法17」

K焼成2

電気炉に入れて、約1〜2分。焼きが甘いとフリットがモコモコして見た目も悪いので、充分溶けたのを確認して取り出します。   


楽しい七宝Web講座「フリット法20」

L出来上がり

不透明を使うとビビットで明るい感じになります。


楽しい七宝Web講座「フリット法透明」

参考

透明フリットを使った例
出来上がりの感じはだいぶ違います


     
七宝工房くじゃくホームへ

ショップ情報

七宝工房くじゃく

〒990-0047
山形県山形市旅篭町1−9−46
TEL.023-625-5504
FAX.023-625-5504
info@shonai-ya.co.jp
→会社概要